子どものころから、「伸びる子供」にするに必要なこと

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時代の流れは、目で分かるようにどんどんと進化をしてきています。携帯電話の進化を見ていただいて分かるように、電話をできる機械から現在、「電話、インターネット、ゲーム、メール」など、いわば小型化されたコンピューターともいえるでしょう。

 

時代は変化を遂げている中、他の変化もあります。それは「子供の教育」にも、みるみると変わってきているといいます。「先生からの体罰」や「パワハラ問題」など、昔と比べると子供の教育に対して、暮らしやすい環境になってきています。

 

しかし、この暮らしやすい生活が少し問題があるといいます。この問題を解決策は「非認知能力が必要」にあると本書はいいます。まず「非認知能力」とはなんでしょうか。「伸びる子どもは○○がすごい」を参考文庫として解説していきましょう。

はじめに

著者、榎本博明さんは、日本の心理学者であり、ライターでもあります。他の著書でいうと「ほめると子どもはダメになる」「モチベーションの新法則」などなど、人の問題は必ず心理が要因しているといいます。

 

では、東大出身の心理学者から「子どもの心理」について詳しくみていきましょう。

 

 

 非認知能力

非認知能力とは

感情をコントロールする力、動機づける能力、想像力、自分を信じる力などなど

 

この非認知能力が現代社会で必要となることです。

アメリカの心理学者が、子供の成長を追跡した研究では、将来の富、健康を予測でき事を発見したそうです。

しかし、新人の人たちが「非認知能力」がない人が少なからず多くなったといいます。

 

 

現代の子どもの育ち方

現代の子供の育ち方が「気づきやすい新人」を作ってしまっていると述べられています。その原因は、時代の変化にあると思います。よくある学校での、体罰問題、親からのクレームなどで、学校から厳しく指導ができないという。

 

これにより、叱られる、注意されるといったことが減少してしまい本書でいう「きずつきやすい新人」が多くなるといいます。

学校のアンケート結果のおいて子供に対しての結果が出てきています。

 

 

例えば、

子どもに甘い保護者が多くなった、学校で厳しく指導することができなくなっている、などなど、

 

現代の子供たちは、こころの忍耐性が低いため、怒られる、注意されるといったことにすぐ感情的になることがわかります。

 

 

 

 

IQだけが高いだけじゃ成功しない

「非認知能力」が高い人が人生の成功に繋がっているそうです。

IQは、遺伝が関係していることがあるため、努力で伸びるのも限界がある一面があります。他の人をみているとIQが高い人だけが人生を成功させているのかというと答えは、NOです。

 

この非認知能力は、小さいころからの教育で高めることができるといいます。「非認知能力」が高い人の特徴はこちら

 

自己の事

  • 感情、欲求に気付ける
  • 自己コントロールができる
  • 自分を奮い立たせることができる
  • 長期間の計画が得意
  • ポジティブにとらえることができる

対人

  • 協調性が高い
  • 相手の立場、気持ちを考えることができる
  • 自分の気持ちを素直に伝えることが出来る
  • 気持ちを共有できる

など、簡単にいえば対人関係が強いことがわかります。よく考えてみれば、一人で成し遂げれる事はないことがあります。必ず「人」とうまく付き合える人ほど、ファンを作ることにも繋がります。

 

 

親の非認知能力が高いといけない

子どもの育つ環境に大きく影響するといいます。よくあるのが小学生でピアス、髪を染めているなど、不良に走る子もいます。その多くは親(母、父)をみれば一瞬でわかることが出来ます。

 

そう考えると、親が子供にもたらす影響はものすごく強いと考えられ幼少期の行動傾向は、親の教育が関わっているのだと考えられます。

 

「非認知能力」を高める方法

 

  1. 親が子供にたくさんの愛情をそそぐこと
  2. 自分で物事をさせる(勉強など)
  3. 失敗に強くさせる
  4. 共感性を高める
  5. 効果的な褒め方をする

などなど、詳しくみてみると

 

1、親が子供に沢山愛情をそそぐ

これは、対人関係に多く作用することで、子供に沢山の愛情を注ぐことで、他人を信用する、人に対する恐怖感をなくすなどなど、

 

動物を見ると分かるように、人からの愛情を多く注がれた動物たちは人に興味を持ち近づいてきます。反対に、人から虐待を受けてきた動物は怯え、攻撃的になります。

 

2.自分で物事をさせる(自発)

子どもの行動を一緒にこなすではなく、後ろからサポートをするように心がけることが大切だと思います。

 

わたしを含めて、親から「勉強をしなさい」と言われてから手を付ける習慣でした。これには、あまり良くないことで「誰かにやれ」と言われてから行動することしかできなくなってしまいます。

 

3、失敗に強くさせる

子どものころから、失敗への耐性をつけておくことが大人になった時の不安を削減できる。

 

例えば、失敗をしたときに一緒に寄り添ってあげる。失敗したときに、言葉をかけてあげて不安を取り除くなどなど

 

4、共感性を高める

共感性を高めることは、対人関係においてとても大切なこと。

 

例えば、できた友達と遊んでいるとき「○○君、怒っているから謝りなさい。」「○○君、すごい嬉しそうだったよ。」などなど

 

親が感じる共感を共有することが大切です。

 

5、効果的な褒め方をする

褒められることの嬉しさを伝えることで、好奇心、モチベーションに繋がる。

 

むやみに褒め散らかすのではなく、例えば、勉強を自分からし始めたとして、「自分から、勉強すること」を褒め、挑戦することが凄いことを伝えるなど、

 

これは、自発性を強化することにも関連してくると思います。

 まとめ

本書では、新人たちには生きていく中で必要なことが抜けている。と私は読み取れました。新人たちの多くは、叱られる、失敗を恐れる、感情のコントロールが苦手と様々なことに対して低いと感じられます。

 

現代社会では、インターネットの普及が大きく世界を変えてきたと思います。それにより、将来を見据えることが難しくなってきていると思います。

 

しかし、いいかえると「将来を新しく見つけ出せる」とも考えられます。学力が高い人でも低い人でもこの「非認知能力」を鍛えることで、人生が大きく変わってくると思います。